バー開業&カクテル作り方講座・カクテルの作り方の基礎知識
ここで解説している内容は、一般的な書籍や、サイトなどに掲載してあるものと、同じです。ですので、正直、本物の美味しいカクテル作りやバー開業には、ほとんど役立ちません。あくまで、超初心者の方に、参考にして頂くためのものです。
厳しい事を言うようですが、ココに掲載してある内容を知っている程度では、カクテル習得もですが、バー開業準備が整った事には絶対になりません。むしろ、ココにある知識・技術程度しか知らないのなら、基礎中の基礎しか分かっていないのだと自覚して頂ければ幸いです。
やってはいけない8の字シェーク
無料動画「8の字シェークの間違い」をご覧ください。
この無料動画をご覧になって、どこが、どう悪いのか分かるでしょうか?ちなみに、8の字に振っている事や、前後に大きく振っているのが悪いわけではありません。
カクテルの作り方「シェーク」
「シェーク」とは?
シェーカーを使用し、振ることで、よく混ぜ冷やし、まろやかにする方法。このページの下記で、説明している方法では、プロ味の美味しいカクテルはできませんが、ちまたの本やホームページには、このページと同じ方法が書いてあるのが通常です。なぜでしょう???
シェーカーの各部の名称
3つの部分に分かれ、置いた時の下の部分を「ボディ」、中間の部分を「ストレーナー」、最上部を「トップ」という。
シェーカーの持ち方・・・一般的なもの
まずは、シェーカーを、両手で持った状態の下記画像をご覧下さい。
利き手の反対(右利きのとき左手)
- 親指・・・ストレーナーの湾曲部を持つ。
- 中指と薬指・・・指先でボディの底をしっかり押さえる。
- 人指し指と小指・・・ボディをはさむように添えるだけ。
利き手(右利きのとき右手)
- 親指・・・トップをしっかり押さえる。
- 人指し指・・・ストレーナーの湾曲部を軽く持つ。
- 中指・・・ボディを軽く持つ。
- 薬指と小指・・・ボディをはさむように持つ。
シェーカーを振る前の準備
ボディに氷(ボディいっぱいに)と水を入れ、軽くステアして、ストレーナーをはめ、よく水を切る。カクテルの中身が水っぽくならないように、溶けやすい氷の角をとるためと、ボディを冷やしておくため。
角をとった氷の入ったボディに材料を入れ、ストレーナー、トップと順にはめる。トップをストレーナーにつけたままボディにはめると、はめた瞬間にトップが飛んで落ちるか、シェークした後、気圧差でトップがはずれにくくなる。
シェーカーの振り方
利き腕と反対側の肩の前方にシェーカーを構える。
その構えた場所を基点として、斜め上に振って元の位置にもどし、次に斜め下に振って元の位置にもどす。この繰り返しで、手首のスナップを十分にきかせて振る。
振るスピードは、振り始めと終わりはゆっくりし、急激なスピードの変化で中の氷に必要以上の衝撃を与えない。
生クリームや卵などの混ざりにくい材料を使っている場合、通常より、振る回数も強さもかなり増す。
トップの親指で感じる温度と、白っぽく霜降り状態になっていくボディの様子で、振り終わりの時を判断する。
シェーカーのグラスへの注ぎ方
振り終わったら、トップをはずし、ストレーナーがはずれないように、湾曲部を人指し指で押さえ、ボディを持ってグラスに注ぐ。
この時、最後の一滴まできれいに注ぎきれるよう、完全にシェーカーを逆さになるところまでもっていき、最後に一度上下にシェーカーを軽く振り切る。