バー開業&カクテル作り方講座・カクテルの作り方の基礎知識
ここで解説している内容は、一般的な書籍や、サイトなどに掲載してあるものと、同じです。ですので、正直、本物の美味しいカクテル作りやバー開業には、ほとんど役立ちません。あくまで、超初心者の方に、参考にして頂くためのものです。
厳しい事を言うようですが、ココに掲載してある内容を知っている程度では、カクテル習得もですが、バー開業準備が整った事には絶対になりません。むしろ、ココにある知識・技術程度しか知らないのなら、基礎中の基礎しか分かっていないのだと自覚して頂ければ幸いです。
カクテルの作り方「ボトルの扱い方」
ラベルを濡らさない事
厳密に規定はないが、ボトルの下のほうをラベルの貼ってない横から正面のラベルが相手に見えるように握る。
酒を注いだ後に、ボトルの口からしずくが流れたり、手のひらが濡れていたりして、ラベルを濡らさないため。
キャップをスピーディに開閉
タオルをしぼったりするのと同じ要領で、ボトルの下部とキャップをそれぞれの手で持ち、両手を内側から外側へ開く動きでキャップを開け、逆の動きで閉める。
上の二つの写真は、それぞれボトルのキャップを閉めた状態(左の写真)と開けた状態(右の写真)のボトルと両手の位置を示したものなので参考にしてもらいたい。この二つの状態の繰り返しで、開けたり閉めたりするのだ。
但し、キャップを開閉するのに、この二つの状態の繰り返しだけではなく、キャップを指で回転させ、その勢いですべらして開閉のスピードをさらにあげる。
またこの時、キャップは常に片方の手の親指と人指し指の付け根ではさんで持ち、キャップをはずした時も下へ置かない。
衛生面と保存面を考慮し、使用したボトルのキャップの閉め忘れによる長時間の放置を回避するためと、キャップを持った手でメジャーカップも扱い、最短の動作でカクテル作りを行うためである。
ボトルの口のふき取り
酒(特にリキュールなど)を注いだ後、ボトルの口についている液を、キャップを閉める前にふき取る。
汚れが付着したり、時にはキャップが開かなくなるのを防ぐため。
置いたとき、ラベルの向きに注意
相手側(自分の正面に対する)に、ボトルのラベルが真正面で見える方向に全てそろえて置くようにする。ボトルを扱うときも、できるだけボトルの正面のラベルが相手に見えるようにするのは、前述のとおりである。
相手に、何を扱っているのかを見れるようにする配慮であり、習慣づけることでカクテル作りをよりスマートに見せることができる。