バー開業バイブル、初級編・第8章・第3節
ステアの、カクテル作り一連の流れ
このへんで、とりあえず、この初級編・前半の集大成をご覧頂く事にしました。
ボトルの扱い方、
メジャー・カップの扱い方、
バー・スプーンの扱い方、
ミキシング・グラスの扱い方
全ての扱い方をマスターした後、それらを、一連のつながった作業として、スムーズに行うと、どのようになるのか?
これまで、学んだ知識・技術が、カクテル作りで、どのように役立つのか?
一つのカクテルを作るまでの、流れるような作業を、それぞれの意味を理解したうえで行うとこのような作業になるということを、ご覧頂きます。
ひとつ、ひとつの技術を、しっかりと自分のものにする必要があることが分かるはずです。
とりあえず、何となく、覚えた技術とは違います。
それぞれに意味があり、その意味を理解したうえであれば、技術の質を、どのように高めていくべきか?
その方向性を、しっかりと、見極める事ができます。
何事も、目指すところを理解していないと、中途半端な技術を身につけただけで、その上のレベルに到達することはできません。
体系的に、学ぶべき必要性は、そのためにあるのです。
カクテル講座や、3日間限定などのカクテルセミナーなど、また、私の開催しているカクテル教室でもこういった体系的な学びは、できません。
どうしても、時間が限定されていますし、個々人の能力差を考えて、講義する事も限界がありますので、そうした講座やセミナーでは、なかなか、本質を理解したカクテル作りはマスターできません。
こうした理由で、私は、この教材を制作することにしたのです。
個々人の能力や、学べる時間を、好きなように調節することができ必ず、確実に、能力の向上につながるからです。
確かに、スクールやセミナーで実際の、シェークやステアを見て、覚えることもいいでしょうが、
何といっても、その見る回数、見る時間、そして、自分が試す時間、学ぶ時間が限られます。
ですから、100%マスターすることが不可能なのです。
私が開催していたカクテル教室でも、参加が、好きな時で行っていましたので、半年ぶりなどの方もあり、やはり、なかなかマスターすることができない方が多かったものです。
まあ、サークル風の教室で、皆さん、開業ではなく、カクテルの試飲や歓談を楽しむためにいらして頂いていましたので、全く問題はなかったですが、
プロのバーテンダーを目指される方や、バー開業を目指される方は、きちんと、基礎から、しっかり学んで下さいね。