バーテンダーの能力、再現性と創造性
カクテル作りに必要な、再現性と創造性
バーテンダーには、さまざまな能力が求められます。そのために、お酒やカクテルの作り方などだけでなく、接客会話術も含め、広く教養を深めていきます。
その中の、ほんの一部分にすぎない事が、カクテル作りの知識・技術だと、私は思っています。
カクテル作りで、必要な事は、再現性と創造性。
その言葉通り、同じ風味のカクテルを、いつでも作れる事。また、イメージに近いカクテルの風味を、創造できる事。カクテル作りで、求められるのは、主として、この二つです。
素人とプロの違いも、この二つ。
素人でも、偶然、美味しいカクテルができることも、あるかもしれません。でも、プロのバーテンダーは、常に、点数で言えば、最低でも90点以上のカクテルを、作りださなければなりません。
そして、イメージから創り出すには、さまざまなお酒の知識と、カクテル作りの技術が、要求されます。これらを実現する事ができるようになるように、日々、努力していくわけです。
カクテルレシピの暗記は、無意味
いつも申し上げる事ですが、カクテルレシピの暗記や、カクテル名の暗記には、意味がありません。さらに、カクテルレシピ通りで、美味しいカクテルができないのも、当たり前です。
そんな事を覚えていくより、最終的に、何ができるようななればいいのか?その本質を理解していれば、自ずと、努力の方向も変わってくるはずです。
再現性と創造性。バーテンダーを目指される方は、この二つを、目標に、頑張って頂きたいと思います。