見習いバーテンダー、注文時に必要な、お客様視点とは?
見習いバーテンダー、間違ったオーダーの取り方
基礎的な当たり前の話で、恐縮ですが・・・でも、意外と、行き届いていない事も多いはずです。
「どのようなカクテルを作りましょうか?」
「どんな味が、好みですか?」
「いつも、どんなカクテルを召し上がってますか?」
こういう尋ね方を、していないでしょうか?正直、これでは、お客様も、少し困るはずです。
お客様の、心の声は?
お客様は、バーテンダーが、常識と思っている知識は、ご存じありません。でも、知らないことを、うやむやにして、注文される事の方が多いはずなのです。
(わざわざ、恥をかきたくない。)
(まあ、とりあえず、何でもいいよ。)
(好みを、どう表現すればいいか?わからないよ。)
おそらく、そういう方が、多いのです。もちろん、すでに、バーで、飲み慣れた方なら、話は別ですが・・・
お客様にやさしい、オーダーの取り方
まだ、あまり、カクテルを、召し上がった事のない方には、やさしい注文の取り方をしましょう。
「アルコールは、強めですか?弱めですか?」
「味は、辛口と甘口、さっぱりとやや甘口、どういうのが、いいですか?」
「ショートカクテルと、ロングカクテルは、どちらが、いいですか?」
これらに加えて、お客様が迷われるようなら、もう少し、詳しく、聞いてみましょう。
「ハイボールより、強めがいいですか?弱めがいいですか?」
「スポーツドリンクぐらいの、やや甘口ぐらいは、大丈夫ですか?」
「グラスは、カクテルグラスの方が、いいですか?」
これぐらい分かりやすく説明して、初めて、お客様の、最低限の好みが分かると思います。
オーダーの取り方で、習得すべきカクテルが分かる
長々と書きましたが、言いたいのは、今、バーテンダーの学習をされている方に、学んでほしい事です。前述のようなオーダーのとり方をして、それに対処できるカクテルのレパートリーを、最低限、作れるようになりましょう。
お客様の好みに合わせて、注文をとり、それに見合うカクテルを作る事。
考えてみれば、当たり前の事です。でも、バーテンダーの学習を始めると、まず、カクテルレシピやカクテル名を、覚えようとしてしまいます。
そのカクテルのアルコールの強さや、味わい、ベースは何か?などで、カクテルを、分類することの方が大切です。
バーテンダー目線ではなく、お客様目線で、学習してほしいと思います。