本来あるべき姿の、本物のBARとは?成功するために
本来あるべき姿のバーとは?
本来あるべき姿のバーとは?どういったものだと思われますか?
きっと、浮かんでくる情景は、本格的なバーとか、オーセンティック・バーと呼ばれるバーだ!という方も多い事でしょう。
さらに、極論を言えば、こうした「オーセンティック・バー」以外は、バーとは呼べない、まがいもの!などと、言われる方もいらっしゃるはずです。
ですが、私は、そうは思いません。
もちろん、お酒やカクテルの知識・技術に関して、あまりにも勉強不足というか、努力のかけらも見られないバーは論外です。
バーの本来あるべき姿は、人を癒す場所であること。この条件に当てはまるのであれば、如何なる形態であろうとも、それは、バーと呼んでも、差し支えないと思います。
・・・従って、そのバーの経営者が癒したいと思う方達に、自分のさまざまな創造性を働かせ、可能な限りのさまざまなアイテムを駆使して、その空間を演出し、癒しの場所として提供するのであれば、全て、本物のバーだと思うのです。
お酒やカクテルも、アイテムのひとつに過ぎない
つまり、お酒やカクテルも、アイテムのひとつに過ぎず、そのバーの内装・音楽などもアイテム。それ自体に、あまりに重きを置くのはナンセンス!
こんな考え方を持っていますので、別に、オーセンティックにこだわり、バーとは、こうあるべき!とは、私は思わないわけです。まあ、私は、この業界で、異端児なのは間違いありません(苦笑)
「オーセンティック・バー」に関する考えは、賛否両論あるでしょうし、その事自体にも、私はこだわりはありません。いろいろな意見があって当たり前なので、議論する事自体ナンセンスでしょう。
だからと言って、誤解のないように申し上げますが、私自身は、人一倍、お酒やカクテルについて、深く勉強していますし、小学生の頃には、すでに、カクテル作りの一端をマスターしています。
ですから、この業界との関わりが最も深い、数パーセントの人間の一人!と断言してもいいと思っています。
あまりにも、おかしな状態のバー業界
そんな私が、疑問に思うのが、あまりにも、おかしな状態になっているこの業界についてなんです。
まず、膨大なカクテルのレシピを覚えている事を誇ってみたり、ボトル棚に並ぶ、蒼然とした膨大な種類のお酒の量を誇ってみたり、さらには、バーにいらっしゃるお客様に、ある程度の知識を求めてみたり・・・
某カクテルやバーテンダーの大会でのカクテル作りを見ていても、間違った方法が教えられ、完全に普及してしまっていたり、さらには、美味しいといえない作品が、評価されていたり・・・
おかしな状況ばかりが、目について、私には、不思議に思えてならないことばかりだったのです。
ここからが、私の変わり者たる所以ですが、それなら、自分が思っている事を日本中に伝えていこう!と、大それた事を思ってしまったのです。
たかが、地方の小さなバーにしか過ぎないのに、身の程を知らないというか、無謀というか・・・とにかく、走り始めてしまったのが、十数年前の、ある夏の事でした。
成功するために、必要なのは・・・
それは、地方の小さなカクテル教室。この業界のバーテンダーなら、誰でも考える事ですね。でも、そこから、どんどん、マイペースで突き進んだ結果、最終的に、全24巻のバーテンダー教材を完成させたわけです。
最初の一歩は、誰でも、小さなものです。
バーテンダーとして活躍できるようになる事も、バー開業やバー経営で成功するのも、どこまで、あきらめずに、自分を信じて、頑張れるか!ということのように、思います。
では、また・・・