カクテル作りのベース・一般的なお酒の基礎「ウォッカ」
ウォッカの特徴
ウォッカの原料
穀物(とうもろこし、大麦、小麦、ライ麦etc)が原料。
ウォッカの製法
穀物を原料とし、糖化、発酵させ、連続式蒸留機で蒸留し、水を加え、白樺の活性炭でろ過を行い、刺激成分を除去し限りなくクリアな味にした無味無色の酒。このクセのなさは、カクテルのベースとして理想的。
ウォッカの歴史
ウォッカの誕生
12世紀前後の東欧で、ビールetcを蒸留したのが起源。
当初は、ビール(ライ麦製)やミード(ハチミツ酒)を蒸留して作ったらしい。
蒸留技術を伝えたのは錬金術師だったと思われ、この酒も「ズィズネーニャ・ヴァダー(生命の水)」と呼ばれていた。この名称が、「ヴァダー」を経て、16世紀頃「ウォッカ」というようになる。
ウォッカの進歩
19世紀、活性炭ろ過や連続式蒸留機の導入で、現在のウォッカに。
19世紀の初めに、炭の吸着作用が発見され、それをウォッカ作りに利用して、余分な雑味成分を除去し、さらに19世紀後半には、連続式蒸留機の誕生で、一段とクリアな味のものができるようになった。
ウォッカの普及
1917年、ロシア革命でパリに亡命したウラジミール・スミノフが、西欧で最初にウォッカを製造し、アメリカでは、禁酒法の解禁の後、普及していった。
ウォッカの種類と、主な産地など
ウォッカの種類
ウォッカは、無色でクリアな味の普通のタイプと、香味付けした「フレーバード・ウォッカ」と呼ぶべきものがある。
「フレーバード・ウォッカ」の代表的な銘柄には、次のようなものがある。 ズブロッカ(薬草ズブロッカの香り。アブソルート-ペッパー、マンダリンなど。
ウォッカの、主な産地と銘柄
- ロシア・・・・・ストリチナヤ、ストロワヤ
- ポーランド・・・スピリタス、ズブロッカ
- フィンランド・・フィンランディア
- スウェーデン・・アブソルート
- アメリカ・・・・スミノフ、カムチャッカ
- カナダ・・・・・サイレント・サム