カクテル作りのベース・一般的なお酒の基礎「日本酒や焼酎など」
日本酒=清酒
米、米こうじ、水が主原料
米、米こうじ、水を主原料とし、酵母で発酵させ、ろ過してつくる。醸造用アルコールや糖類、酸味料、調味料が添加されたものもあり、割水や火入などでさまざまな種類のものができる。
※米・・・原料となる米のうち、酒の製造に適した品質の良い米のことを「酒造好適米(醸造用玄米)」と言い、50%以上の使用で、その銘柄を表記できる。
さまざまな種類
大別して、次のように分類される。
- 【普通酒】 ・・・一般的な酒で、全体の約8割にあたる。
- 【本醸造酒】 ・・・醸造用アルコールを原料に加えるのが特徴で、「本造り」、「本仕込み」とも言い、ライトで飲みやすい。
- 【純米酒】 ・・・醸造用アルコールを使用せず、米、米こうじ、水のみで造るのが特徴。従って、米の風味が濃厚。
- 【吟醸酒】 ・・・特別な酵母を使用するなど、造り方にこだわった酒。口当たりがよく、すっきりとした味わい。
焼酎
穀物などを原料とした蒸留酒
糖蜜、イモ、麦、米などを原料とした蒸留酒で、『甲類』と『乙類』に分類される。その主な違いは、次のようなものだ。
- 『甲類』 ・・・連続式蒸留機を使用し、アルコール分36度未満。クセがなく無味無臭に近いので、カクテルによく使用される。
- 『乙類』 ・・・単式蒸留機を使用し、アルコール分45度以下。イモ、麦、そば、米、ゴマなどを原料とし、その原料の風味を生かして造られるため、『本格焼酎』とも言われる。
「泡盛」とは?
乙類焼酎の一種だが、製造方法などがかなり違う。特に違う点は、原料にタイ米を使用し、白こうじ菌ではなく、黒こうじ菌を使用することだ。
アクアビット
ジャガイモを主原料とした蒸留酒
ジャガイモを主原料とした蒸留酒で、キャラウェイ、アニスなどの香りづけをしたもの。デンマーク、スウェーデン、ノルウェーなど北欧諸国の特産。もちろん、アクア・ビテ(生命の水)が語源。