バー開業バイブル、上級編・第49章・第3節
「文字・記号」などを書き、飲みきるまで残るカクテル
さて、この49章では、私が、20代半ば頃、カクテル作りについて、さまざまな試行錯誤を繰り返していた頃に編み出した事をお話しています。
誰もが考えることで、平凡すぎる気もしますが、この節では、カクテルに、さまざまな「文字や記号」を書く事ができるカクテルの作り方についてお話します。
ちょっと変わったカクテル、
お客様に喜んで頂けるカクテル、
こうしたコンセプトの代表的カクテルとして、カクテルにイニシャルなどを書きいれることができれば!と考えるバーテンダーは、非常に多いと思います。
そこで、私が考えたのは、さらに、その「文字や記号」が飲みきる直前まで、くっきりと残るカクテルです。
まあ、いつものように、プロとして、基礎を学んでいれば、ある程度は、推測できると思いますが、
一般のお客様にとっては、見た事もないカクテルで、非常にインパクトが強く、喜んで頂けるカクテルです。
どこかのバーで、イニシャル入りで、最後まで残る!というカクテルが出てきたら、それは、私の考案したカクテルである可能性が高いという事です。
この49章で解説したカクテル以外にも、20代の頃は、さまざまな特殊なカクテルを考案していました。
創造性という能力においては、やはり若さが必要な気がします。
そうはいっても、相変わらず、新しい事へのチャレンジは大好きで、興味の対象が変わっただけかもしれません。
多くの人に無理!と言われて、笑われていた、こうした教材を創り出し、全国に普及させ、さらに、毎年、新たな教材を創り出していますから・・・