バー開業バイブル、上級編・第48章・第2節
「オリジナル・カクテル」創作について
前節の延長上の話ですが、基礎を十二分に習得したら、いよいよ、オリジナル・カクテルに挑戦です。
どのように、オリジナル・カクテルを創っていけばよいのか?
その基準と過程について、基礎となる方法をお話しています。
前節の解説でもお話しましたが、ただ、適当に混ぜてみて、美味しそうなカクテルができれば完成!など、ありえない創作方法です。
オリジナル・カクテルを創作するには、やはり、この教材の9枚目までの基礎を、きちんと身につけた上で、行って頂きたいと思います。
ひとつ注意点ですが、よくある競技大会などでのオリジナル・カクテル作りとは、違う!という事を理解しておいて下さい。
ここで、あまりお話すると、語弊を生みますので、控えておきますが、あくまで、お客様に提供するオリジナル・カクテルの創作を考えて下さい。
ひとつだけ理由をあげれば、商品としてのカクテルを考えることと、小人数のプロの中で、競争原理の働く世界でのカクテルを考える事は全く次元の違うものだということです。
話が、やや脱線しましたが、ここでは、こうした事を踏まえた上で、お客様に提供するオリジナル・カクテルの創作について、きちんと、その基準と過程を習得して頂きます。
基礎さえ習得なさっていれば、難しいものではありません。