バー開業バイブル、上級編・第41章・第1節
薬草・香草系リキュール
さて、ここでは、リキュールの原点、薬草・香草系のリキュールについてです。
お酒が、薬用酒という意味をもっていた時代に、薬草や香草をつけこんで作ろうと思ったのは当たり前の事ですね。
リキュールの原点にも、必然的な成り行きがあったわけです。
薬草や香草をベースにしたリキュールというと、あまり美味しくないイメージかもしれませんが、そんな事はありません。
例えば、最もイメージしやすい例としては、紅茶のリキュールなどがあります。
紅茶と言えば、当然、○○○○○の銘柄が有名ですよね。
デパ地下などで、よく販売されています。
リキュールにも、その銘柄のものがあるのです。
こうした有名銘柄を、いろいろ解説しています。
お酒について、その時代の流れを頭に入れておくと、オリジナルのカクテルを作成するときに役立ちます。
薬草・香草系のリキュールが、当初、どういう意味をもっていたか?
これを考えれば、カクテルを作成する場合に、どのように、扱うべきか、自然と、答えがでてきます。
もちろん、特殊な扱い方をする場合もありますが、やはり、基本的な扱い方を心得ておくべきでしょう。
そして、なぜ、そうした扱い方をすべきなのか?
その意味を理解したうえで、扱うべきなのです。
そして、その意味を理解するために、さまざまな学習をする必要があるわけです。
単なるカクテルレシピの暗記には、意味がありません。