バー開業バイブル、中級編・第35章・第2節
カクテルを作ってみよう!
さて、このリキュールを扱うときの基本。
何と相性がよくて、どういったカクテルレシピが多いかなどを解説しています。
そして、さまざまな種類のお酒を使用するカクテルも作成します。
このカクテルを作るときには、カクテルレシピに書いてあるだけでなく、いろいろな作り方があり、どういう事に注意して作るべきかを解説します。
さまざまなお酒を混ぜ合わせるという事は、当然、悪酔いする可能性がある!とうことで、味わうというよりも、そのネーミングで、注文の多いものでしょう。
そして、次に、補足として、あるリキュールには、プロであれば、知っている事ですが、このリキュールを、必ず、隠し味として、使用することについてお話しています。
こうした、リキュール同士の相性や組み合わせは、体系的に学んだあと、全体を俯瞰することで身につくものです。
それでも、一般的な書籍を読んだだけでは、なかなか、そのコツをつかむ事は出来ないでしょう。
まして、カクテルレシピの暗記から始めた方は、全く理解できないはず。
そして、さまざまなカクテル・コンテストなどの作品のレシピを優秀なカクテルだと思い込んで、真似をする事などナンセンス。
実は、そのコンテストの作品のカクテルレシピには、さまざまな意味があるのだ!という事を理解しなければなりません。
カクテルレシピのままでは、本当の意味で、実力がつきません。
意味を理解したうえで、出品されているものもあれば、そうではないものも、あったりします。
そして、根本的に理解しなけれなならないのは、目的が違うという事。
そのコンテストで優勝することと、お客様に、美味しいカクテルを提供する事は違う!という事です。
もちろん、優勝できるレベルの器量をもっていれば、お客様にあわせたカクテルを創る能力もできているはず。
それを、ただ単に、初心者が真似て作ったところで、美味しいカクテルなど、できるはずがありません。
「美味しいカクテルレシピがあるのではなく、美味しいカクテルを創る事ができる能力者がいる」という事です。