バー開業バイブル、初級編・第2章・第2節
お酒の区別は、カクテル作りに必要
お酒とは、何?前節でお話ししたのと同じ意味で、この節も、やはり、基礎として身につけておくべきことをお話ししています。
ここで、質問です。
「リキュールとは、何?」と聞かれて、あなたは、答えられますか?
アルコール度数の低いお酒?
フルーツをベースにしたお酒?
こういった解答は、全て間違いです。
意外と、理解できていないものです。そして、その意味を知ることで、カクテル作りの知識が、ワンランクあがるという事も。
リキュールの意味を知ることにも、意味があるのです。こういう視点で、本来は、カクテル作りなども教えるべきなのですが、はたして、そういうところがあるのでしょうか??
学習しなければならない事は、キリがないほど膨大で、どこから手をつけていいのか?初心者が悩むのが、こうした事でしょう。
お酒の知識だって、本には、いろいろ書いてあります。カクテルレシピだって、膨大な数です。シェークやステアの技術も身につけなければなりません。いったい、どれだけの知識・技術を学べばよいのか??
悩んでいるうちに、本を見ても理解できず、途中であきらめ、中途半端なバーテンダーの出来上がり!という風になってしまうのは、よくあることでしょう。
この教材では、どの程度の知識・技術を身につければバーを開業してもよいと、老舗のバーのオーナーが思っているか?そして、必要な知識・技術と、不必要な知識・技術を明確にし、これだけは!と思う必要な事だけを、解説しているのです。
この必要な部分を抽出するだけでも、かなりの労力を要するものです。ただ、教えればいい!というのであれば、知識・技術を羅列していけばよいのですから・・・そういう意味で作成してある、という事をご理解下さい。