バー開業バイブル、初級編・第13章・第1節
アルコール度数の計算方法
アルコール度数が、どの程度のカクテルであるか?
これは、ある程度、把握できた方がいいですよね。
バーであれば、お客様が求められるアルコール度数の、カクテルを提供しなければなりません。
例えば、水割りぐらいのアルコール度数のものか、それとも、その倍ぐらい、アルコール度数のきついものがいいのか?
あるいは、ビールよりも、軽い度数のものがいいのか?
さまざまなカクテルを作るのに、こうしたアルコール度数を基準に提供する技術は、絶対に、必要なものです。
また、ご家庭で召し上がったり、バーで、さまざまなカクテルを召し上がるときに、どの程度のアルコール度数のカクテルであるのか?
理解していれば、自分の許容量を考え、カクテルを、存分に、楽しむ事ができます。
やはり、ある程度、大人になれば、酩酊するほど、アルコールを召し上がるのも問題ありですね。
ですので、分別のある、カクテルの飲み方を把握するためには、アルコール度数の計算方法ぐらいは、理解していた方がいいはずです。
また、さまざまな書籍に、アルコール度数が掲載されているものもありますが、これが、実に、いい加減なものが多く、びっくりしてしまいます。
おそらく、あるカクテルの書籍を参考に、それに記載してあったアルコール度数を、そのまま書き写して制作したのでは?と思われる書籍が、非常にたくさんあります。
このところ、書籍に掲載してあるカクテル・レシピを、ほとんど見ていませんので、現時点で販売されている書籍が、どうなっているのか?分かりませんが、
この教材を作成した当時、計算において、重要な部分が欠落している事と、その部分を考えなくても、どう考えてもおかしい記載が、本当に、たくさんありました。
最近、私が、カクテルレシピの書籍を見なくなったのは、ここ数カ月が、そうだというわけではなく、レシピそのものを見ることに、あまり意味がないので、私自身が、注目していないという意味で見ていないというだけです。
もちろん、カクテルに関しては、職業病ですから、さまざまな関連書籍に目をとおすようにしています。
アルコール度数の計算方法を身につけましょう。